「世界骨粗鬆症デー」に、骨の健康を保つ5つのステップ

世界骨粗鬆症デーである10月20日、国際骨粗鬆症財団(IOF)は、あらゆる年齢の人々に対し、より健康な骨づくりおよび骨粗鬆症予防について積極的に取り組むよう呼びかけた。


骨粗鬆症は、全世界で約5億人が罹患している骨の病気で、高齢者においては疼痛、身体機能の低下、自立喪失の主な原因となる。 世界では、50歳以上の女性の3人に1人、男性の5人に1人が、骨粗鬆症性骨折を起こすと言われる。骨の強度が低下し骨が脆くなっていくのが特徴で、多くの骨粗鬆症患者はこれらの症状の自覚をすることがなく、病気が進行してしまうことが多く見受けられる。軽い転倒やつまづき、靴紐を結ぶために前かがみになったときなど、日常生活の些細な動作によって骨折が起こり、その時に初めて骨粗鬆症と自覚することが多い。


IOFのCEO、フィリップ・ハーボウ氏は次のように話す。

「脊椎骨折や大腿骨骨折によって人生が大きく変わってしまう可能性があります。 そのため、骨粗鬆症の早期予防が重要なのです。骨密度の多くは遺伝的要因によって決まるものの、骨を強化し、将来的に骨粗鬆症を発症して骨折するリスクを減らすためにできることがあります」


そこでIOFは、骨の健康と骨粗鬆症の予防のための以下の5つのステップを推奨している。


1.十分な栄養のあるバランスの良い食事を心がけること。

カルシウム、タンパク質、その他の重要なビタミンや栄養素を十分に含んだ食事、特にビタミンDは欠乏しやすく適度な日光浴による体内生成を促すこととビタミンDを含有する食品を積極的に取り入れる事やサプリメントからの摂取が重要。


2.積極的に体を動かすこと。

骨の健康には、運動が欠かせない。 寝たきりの成人においては1週間で1年分の骨量を失う可能性があることを考えると、普段から体を動かすことが大切。 体重による負荷をかけ、筋肉を強化するような運動が理想的な骨の強化運動とされておりジョギングやウェイトトレーニング、さらにウォーキングや伸縮性のある運動抵抗バンドを使った低負荷の運動まで、様々なタイプの運動が含まれる。一般的な運動量の目安としては、週に2~3回、30~40分以上の運動をすることが推奨されており、骨粗鬆症では、処方された薬物療法と並行して、目標に沿った運動計画を立てることが治療の重要な要素となる。


3.喫煙や過度のアルコール摂取など、骨に悪影響を与える習慣を断つこと。


4.健康的な体重を維持すること。

低体重(一般にBMI19kg/m2以下)は骨粗鬆症の危険因子とされており、特に摂食障害のある若者や、食欲が低下している高齢者において体重管理の問題がより重要視されている。


5.個人別の危険因子をより早く認識すること。

50歳以降での骨折、4cm以上の身長低下、親に大腿骨骨折歴がある場合なども骨粗鬆症の重要なリスク要因として挙げられるが、これらはほんの一部に過ぎない。 骨粗鬆症の確定診断や治療が必要かどうかを判断するための次のステップとして骨密度検査 (DXA検査)が勧められることがある。


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