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厚生労働省が28日、幹部の人事異動を発令。

厚生労働省が28日、幹部の人事異動を発令した。事務方トップの事務次官を退任する吉田学氏の後任に、介護保険を所管する老健局長も務めた大島一博政策統括官が昇格。大島新次官は28日の会見で、当面の課題として新型コロナウイルスへの対応や全世代型社会保障制度の構築などを挙げた。


社会保障改革については、岸田政権が設けた全世代型社会保障構築会議での議論を踏まえながら、「課題は医療、介護、年金、少子化、孤独・孤立、福祉など非常に幅広い。最大の要因は人口動態の変化、人口減少。若い世代の減少は避けることができない。こうした大きな変動の中で社会保障の担い手、財政そのものが影響を受ける」と説明。「厚労省として何ができるか、大臣とよく相談しながらやっていきたい」と話した。


また、高齢者人口がピークに近づく2040年に触れ「年明けにいずれかのタイミングで長期人口推計が出る。それを踏まえてもう一度、社会保障の給付と負担の推計の見直しをやることになる」と長期的な課題に取り組む姿勢も示した。


大島新次官は熊本県出身、58歳。東大法卒で1987年入省し、老健局長、大臣官房長、内閣官房内閣審議官、全世代型社会保障構築本部事務局長などを担ってきた経歴を持つ。


ほか、厚労省幹部人事では、新たな老健局長に大西証史内閣官房内閣総務官が就任。前任の土生栄二氏は内閣官房へ出向する。


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