認知症の原因アルツハイマー治療薬承認見送り

令和2年(2020年)のわが国の軽度認知障害の人数は602万人。九州大学の二宮教授の「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」では9年後の令和12年(2030年)には744万人となり、高齢者の5人に1人が認知症になると予測している。


認知症の原因は約70%がアルツハイマー病とされているが、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の専門家部会は、12月22日、米国のバイオジェンと日本のエーザイが共同開発した世界初のアルツハイマー病の新薬「アデュカヌマブ」について承認を見送り、審議を継続するとした。


部会では、理由として、アルツハイマー病の初期患者を対象とした二つの臨床試験の結果に一貫性がない、アルツハイマー病の原因と考えられているたんぱく質「アミロイドβ」の低下と症状の進行抑制との関連が不明確、投与により脳の浮腫や微小出血などが見られるなどを上げている。

今後、追加の臨床試験データにより再審議するとしている。

認知症の治療薬については今のところ効果はないとする研究が多いといわれている。


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