top of page

終活アドバイザーが主人公の映画「世の中にたえて桜のなかりせば」4/1公開①

映画『ゴジラ』やミュージカルなどで知られる俳優の宝田明さんがW主演の映画完成披露舞台挨拶に出席した数日後、87歳で急逝したことでも注目された『世の中にたえて桜のなかりせば』が4月1日公開された。


終活アドバイザーのアルバイトをしている不登校の女子高生・咲(岩本蓮加・乃木坂46)は、一緒に働く老紳士・敬三(宝田明)とともに様々な境遇の「終活」の手助けをしていく。


咲は危険の隣り合わせの職業で万が一のために家族に「遺書」を残していこうとする人や余命わずかで思い出を残そうとする人たちに寄り添って「終活」の手伝いをする日々を送っていた。


「終活」について何事もマニュアル通りの対応をする咲と、マニュアルにはない自然体でアドバイスする敬三のやり取りは、ややもすると重くなりがちなテーマをコミカルに描いている。


そんな中、生徒のイジメにあって高校教師を辞め、引きこもりの自暴自棄の生活を送っていた担任の国語教師の様子を見にたびたび家を訪れて様子を窺っていたが、咲のやるせない気持ちは消えることはなかった。


そんな咲に敬三は病気で老い先短い妻(吉行和子)とかつて見た桜の木の思い出を語る。咲は敬三夫婦を励まそうと、敬三たちがかつて見たという桜の木を探しに出かけるのだが・・・。


ところで、「終活」とは文字通り「人生の終わりのための活動」で、生前のうちに自身のための葬儀や墓などの準備、残された家族に迷惑が掛からぬよう生前整理、財産の相続を円滑に進められるための計画を立てておくことなどが考えられる。

映画「世の中にたえて桜のなかりせば」丸の内TOEI、池袋シネマ・ロサで上映中

記事カテゴリ
最新記事
アーカイブ
bottom of page